家のリフォームを考えており、一時的にどこかに引っ越したり移動したりするのが難しい場合は、現在の家に住みながらリフォームするのが最も理想的でしょう。
では、実際に住みながらリフォームすることは可能なのでしょうか。
今回の記事では、浴室リフォームに注目して、住みながらできるのかについて解説します。

□住みながらの浴室リフォームについて

工事の内容によっても異なりますが、浴室のような限られたスペースをリフォームするのであれば、工期も1週間ほどあればできるでしょう。
リフォーム中に多少の不便は生じるものの、部分的なリフォームの場合は、住みながらでも工事すること自体には問題ありません。

短期間で終わるような簡易的な工事は、住みながらでも可能な場合が多いですが、大掛かりな工事になるとできない可能性が高いです。
例えば、水回りの大掛かりな工事や騒音・振動の激しい工事はできない場合があります。

浴室に隣接している脱衣所も工事する場合や、トイレの床の張替えといった設備面以外でリフォームをしたい場合は、基本的に大掛かりな工事となってしまいます。
また、トイレや浴室などの水回りをまとめてリフォームする場合も、できない可能性があるので注意が必要です。

□住みながらリフォームするメリット・デメリットについて

住みながら浴室のような水回りのリフォームを行うにあたって、いくつかのメリットとデメリットがあります。
後悔せずにリフォームを行うためにも、両方を考慮した上で検討すると良いでしょう。

＊メリット

1つ目のメリットは、仮住まいの費用が抑えられることです。
これは水回りに限った話ではありませんが、住みながらリフォームする最も大きなメリットとして、仮住まいにかかる費用が抑えられることが挙げられます。
規模やケースによって一部例外はあるものの、水回りのリフォームではほとんどの場合、住みながらのリフォームの方が費用を抑えられるでしょう。

仮住まいでかかる費用としては、マンスリーマンションの家賃やホテルの滞在費、荷物を一時的に保管するスペースの確保、荷物運搬・配送料などが挙げられます。
ご実家や他に住める場所がある場合は、家賃や滞在費などは必要なく、荷物もそれほどない場合は、運搬料やレンタルスペースなどは必要ないです。
水回りのリフォームだけをする際に仮住まいを選ぶご家庭は少ないですが、その場合には光熱費も別でかかるため、二重契約となって生活費が膨らむでしょう。

2つ目のメリットは、工事の進捗が確認できることです。
ご自宅の状況が徐々に変わっていくワクワク感を味わえるのはもちろん、工事の様子が随時確認できるため安心感もあります。
また、何らかのトラブルがあった際にもすぐに確認でき、対応ができることもメリットだと言えるでしょう。

＊デメリット

1つ目のデメリットは、粉じんやホコリ、音などにストレスを感じる可能性があることです。
工事中はホコリが大量に発生し、解体作業時の粉じんもかなり舞い上がります。
工事の音も日常音とは言えないので、ストレスの要因としては大きいと言えるでしょう。

2つ目のデメリットは、人の出入りが多数あることです。
洗濯物が干しづらかったり、部屋着で生活しにくかったりと、他人の出入りによって困りごとやストレスを抱える可能性があります。
特にストレスを抱えやすい方や受験生、赤ちゃんがいるご家庭の場合は、仮住まいを検討した方が良いかもしれません。

3つ目のデメリットは、水回りにおける必要に応じた準備がいることです。
仮住まいであれば心配はありませんが、住みながらリフォームを行う場合は、工事中は対象となる場所が使用できない可能性が高いです。
そのため、工事期間中の対応はどうするかについて、家族間で話し合っておくことをオススメします。

□住みながらリフォームする際の注意点について

住みながらリフォームを検討しているのであれば、いくつかのポイントに注意しておきましょう。

まず、全体の工程を事前に把握しておくことが大切です。
全体の工程を把握するだけでなく、部屋・設備が使えない期間について押さえておくと良いでしょう。
また、作業する現場に加え、材料の加工場所や荷物を置く場所が必要なケースも多いです。
工程の確認を怠ると、様々な困りごとの原因となってしまうので、漏れのないように打ち合わせを行うことをオススメします。

次に、荷物の片付け場所を決めておくことも大切です。
リフォームしようと考えている場所は、事前に荷物を空にしておく必要があるので、工事中の片付け場所もイメージしておくと良いでしょう。
普段は戸棚に収納している荷物も、運び出すとかなりの量になる場合があるので注意しましょう。
荷物置き場が足りてないのであれば、有料のトランクルームや預かりサービスをうまく活用しましょう。

□まとめ

今回は、住みながらの浴室リフォームについて解説しました。
様々な不都合がある可能性も考慮して、どのようにリフォームするのかを考えましょう。
当社では、お客様の立場に立って、それぞれの生活環境やぴったりのリフォームプランを提案します。
東大阪市周辺でリフォームする場合は、ぜひご相談ください。