浴室リフォーム業者が解説、黒ずみのメンテナンス方法
2019年7月28日6:00 AM カテゴリー:豆知識ブログ
浴室リフォームでは、浴槽や床に天井そして壁などを全く汚れのない新品に取り替えることができます。
でもそれは最初だけで、毎日の入浴で少しずつ汚れは溜まっていきますから、日々のメンテナンスが必要です。
特に気をつけなければいけない黒ずみについて、どうすれば落とすことが出来るのか、そして防げるのかというメンテナンス法を学んでおいたほうがいいです。
黒ずみのことを考える時、その正体は2種類あります。それぞれの黒ずみに対して、異なった対応をしていなければいけません。
まずは汚れが黒くなっている場合です。
体を綺麗に洗えば、当然のことながら落とした皮脂やホコリ、石鹸の成分が出てきます。
お湯で洗い流すときに、多くは排水口に向いますが全てではありません。
残ってしまった皮脂汚れや石鹸の成分が排水のための溝や床の隅で蓄積されていき、やがては黒く変化していきます。
汚れの蓄積であれば、メンテナンス方法は単純で洗剤を使い、浴室の隅々まで汚れを擦り落とすことです。
このときに注意しないといけないのは、皮脂汚れは酸性で石鹸はアルカリ性ということです。
同じ性質の洗剤を使ってしまうと、汚れが落ちにくいので、反対の性質の洗剤を使って中和をすることで綺麗になります。
ですから、掃除をするときに洗剤は酸性とアルカリ性の両方を用意するほうがいいです。
掃除をするタイミングですが、できれば入浴をした後にそのまま掃除ができればいいのですが、湯冷めしてしまいます。
汚れが蓄積しないよう、時間を見つけて丁寧に掃除をしつづければ、このタイプの黒ずみは落とせますし、新たにできにくくなります。
そして、厄介なのはもう一つの黒ずみで、こちらの正体は黒カビです。浴室ほど湿気が充満する空間はなく、しかも程よい温度でカビが繁殖するのには最高の環境です。
もし、黒カビがタイルの目地などに出来てしまったら、塩素系の漂白剤が除菌効果が高いので使えば退治できます。
でも、黒カビはゴムやプラスチックなど、繁殖している場所の奥深くまで根を張ります。
表面上のカビを退治できても、なかなか根まで取ることは難しいです。
そんなときには、塩素系の漂白剤をつけたあとに、ラップをかけて密閉すると漂白剤が蒸発することを防いで、根まで浸透させることができます。
黒カビが出ていないところでも、そのままにしていればいつ出てくるかわかりませんから、消毒用のエタノールを定期的に吹き付けることが効果的です。
あとは風呂に入った後に換気扇や窓を開けるなど浴室にこもった湿気と熱を追い出すことを心がけてください。
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