浴室リフォーム業者が解説、在来工法とユニットバスの違い
2019年7月7日6:00 AM カテゴリー:豆知識ブログ
古い一戸建ての住宅などの場合には、浴室は在来工法でできていることがほとんどです。
浴室リフォームをする場合には、再び在来工法によってリフォームを行うのかユニットバスにするのかを選ぶ必要があります。
では、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。
在来工法とは、日本で古くから行われていた浴室の建築方法です。
下地材などで防水加工を施し、その上にタイル等を貼って仕上げていきます。
その場で浴室を作り上げるので、自由度が高いというメリットがあります。
素材を自由に組み合わせることで、オリジナリティのある浴室をつくることができます。
ヒノキのお風呂にしたいとか、丸い形のジャグジーをつけたいなどバスタブの形や材質など浴室にこだわりがある人に向いています。
ただし、その家に合わせて作られるので、費用は割高になります。
それに対してユニットバスは、あらかじめパーツは工場で製作されていて現場ではそれを組合わせるだけになっているものをいいます。
素材は選ぶことができますが、あらかじめ決められているのであまり自由度は高くありません。
ただし、工場で作られているので大量生産が可能ですから、その分費用を抑えることができます。
工期も短くて済むので、工事に必要な人件費も抑えられます。
そのため少しでも浴室リフォーム費用を抑えたいという人におすすめです。
ユニットバスのメリットには、機能性に優れたものも多いことが挙げられます。
速乾性や断熱性に優れた素材が床に使われていることが多いので、冬でも足元がひんやりしなくてすみます。
早く乾くのでカビの繁殖を防ぐ効果もあります。
速乾性が高いとお手入れもしやすいので、浴室の掃除が簡単になるというメリットもあります。
また、近年はデザインのバリエーションも豊富なので、自分の好みに合った浴室にすることもできます。
ユニットバスのデメリットとしては、設置するスペースに合わないと大掛かりな改修工事が必要になることが挙げられます。
あまり多くはありませんが、設置するスペースの形状や高さが特殊だったりすると対応できないこともあります。
改修工事にかかる費用がかさんでしまうので、在来工法より割高になることもあるようです。
在来工法の場合には設置するスペースに合わせて工事を行うことができます。
ただし、水漏れや腐食が起こるリスクがあります。
防水下地に亀裂が入ったりすると、水漏れが発生してしまいます。
それが住宅の土台を腐らせることにもなりかねないので、定期的に点検やメンテナンスを行うことが非常に重要になります。
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