屋根葺き替えの時のピス固定って何?
2017年2月23日6:00 AM カテゴリー:豆知識ブログ
一般的に屋根瓦の葺き替えを行う際、瓦の固定には鉄クギを使用しますが、鉄クギで瓦の固定を行うと月日が流れ風雨に晒されるうちにサビが出たり、鉄クギを打ち込んだ時にできる斜めの隙間によって、瓦の密着度が下がり耐久性に不安が出るようになってきます。
次第に雨が入り込み雨漏りや天井に染みが出来てくる等、屋根全体の劣化の原因となります。
そこで、鉄クギの代わりに瓦の葺き替え時にスクリューの様なピスを使用し、瓦をしっかりとピス固定します。
適切に圧力をかけてピス固定する事により、ピスのスクリュー模様は引っ掛かりのない鉄クギとは違い、強く真っ直ぐに瓦を密着させる事が出来ますので、雨漏りや天井の染みを防ぐ効果に加えて、地震の際の瓦のズレや、瓦の落下、耐震性を強め、強風や台風時の瓦の剥がれ、一部や全体の瓦の巻き上がりを防止します。
鉄クギで固定する瓦の葺き替えを行う場合に比べ、ピス固定で瓦の葺き替えを行う方が屋根全体の強度や耐久性、耐震性が断然増します。
また、ピス固定に使用するピスはステンレス製ですので、大雨などに長い間晒されても、サビが出る事はありませんので、強度は保たれたまま耐久性、耐震性を長く維持できます。
Facebookからコメントする