ハウスシック症候群について
2016年12月1日6:00 AM カテゴリー:豆知識ブログ
ハウスシック症候群は新築で発生することがある有害物質による健康被害のことです。
内壁の材料や塗料などに、ホルムアルデヒドやキシレン、トルエンなどの有害物質が含んでいる場合、空気中に飛散することで人体に被害を及ぼします。
国は、ハウスシック症候群を防ぐために、建築基準法に建材の有害物質含有量を規制する規定を設けました。
合わせて、建築物の居室には24時間稼動する換気扇の設置を義務付け、ハウスシック症候群の発生を防いでいます。
新築後5年を過ぎると、有害物質の発生は見られなくなり、健康被害はなくなります。
問題は新築の場合です。
建材は法律により有害物質の発生が抑えられているにしても、建築後に購入した家具やカーテン類などに有害物質が含んでいないとは限りません。
購入においては十分な注意が必要です。
ハウスシック症候群の対策として、有害物質の発生を抑えることと並んで重要なのが換気です。
24時間換気扇は、住宅の面積と天井高さから算出される容積により必要な容量が計算されます。
計算に基づいて浴室、トイレ、キッチンなどに設置する換気扇を24時間対応にします。
24時間換気扇は利用者の設定により稼動を止めることもできますが、新築後、最低でも5年間は24時間の換気が必要です。
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